高卒になった経緯

結論から先に言うと、大学からかかってきた電話は学長に直談判しか残されていないそのときの自分にとっては願ってもいない提案だった。

 

今回の件、卒業試験以外全て履修済みであることも鑑みこれまでの放校処分に該当するケースとは異なる。学則にある高学年で大学を辞めざるを得なかった人に対し退学したときから2年以内は退学時の学年に再入学を認めると言う以前からある決まりを医学部として初めて適応する事に決まった、との旨を伝える面談だった。

 

寝耳に水だった、このブログにも書き連ねたように突然変わった卒業試験の制度、そのために6年生を繰り返さざるを得なかったこの大学初と思われる自分のケース。

もちろん言いたいことは色々あったし大学の処分が正当だとは思わなかったから戦ってきたのだけど、これまで放校処分になった留年生を見てきたし繰り返す6年生の期間特に何も手を差し伸べることもなく放置だったし、、、骨を折って新しく制度を作ってくれるだなんて微塵も考えなかったから、この大学が。

 

聞いた時は本当に嬉しかった、今でも昨日のことのように覚えている。

 

自分が取ることのできる選択肢は2つ。

1つはこのまま何もせず3月末を迎える。この場合は大学の規定により在留資格がないため放校となりこれまで取得した単位は消える。

もう1つは自主的に退学し、今回の制度を利用する。2018年4月の入学を希望する場合は3月受験、3月の試験を受けるためには受験申請を2月に提出しなければならずその時には退学していることが条件。退学の手続きもあるので年末までに退学することが望ましいとの事。

 

予備校の寮に入ってようやく突破した大学入試、入学してからこの日までの試験漬けだった日々。

走馬灯のようにいろいろな思い出が巡って流石にちょっと手が震えながら退学届にサイン、医学の道へ戻る可能性にかける方を選んだ。