うちの大学の卒業試験事情 その1
『最近何してるの?』と聞かれると日々とりあえず前を向いて進まなければ!と模索している、としか言いようのない生活である。
昨日は大学病院で働いてる後輩も集まってくれて励ます会を開いてくれた。
そんな素敵な会を開いてもらえる後輩に恵まれたことに感謝しつつうちの大学の卒業試験事情を書いてみようと思う。
うつ病と診断されたことはこれまで一度もないが、リスクとされる下田の執着性格に近いものがあることを自覚しているので思考静止に陥っている可能性、同様に統合失調症と診断されたこともないが昨今の状況により自覚症状なしの被害妄想も発症しているとも限らないことも考慮し、なるべく自分の意見感想だけを根拠にしたものにならないよう客観的な事実を出来るだけ多用するよう努力する。
うちの大学の卒業試験は秋に2日間、朝から夕方にかけて行われる。
1日目は1群2群、2日目は3群4群。
ざっくりいうと1日目はメジャー系診療科が出題し2日目は主にマイナー系診療科の問題になる。
合計300ちょっとの5択問題を解いていく、解答用紙も国家試験と同じマークシート式である。
70%以上取れれば合格、実にシンプルなルールで合否は決められる。
70%取れない人には再試験もある。結果が発表された後、約1ヶ月後。
卒業試験は国家試験に準じた出題をする、と宣言されているとおり、結構国家試験を意識した(というかコピペした?)問題になっているように今年は感じた。
70%に0.1%でも足りなければ実習も講義も何もない、卒業試験を受けるためだけの6年生をもう一度、留年となる。
うちの大学はずっと、この仕組みを採用しやってきた。。。だったらちょっとは納得できるのだが、時は3年前に遡る。
医学部の教授たちがとても気にしている指標の1つに大学別国家試験合格率というものがある。
その名の通り、その大学を卒業し、医師国家試験を受けた人の合格率であるがこれが毎年ランキングで公表される。
そのランキングで国公立中最下位をとってしまったうちの大学は妙案を思いつく。
『国家試験合格率を上げるために、受験する人、少なくすればいいんじゃね?』
最下位をとった次の年に国家試験を受けるべく6年生になった僕たちの前で医学教育の教授が高らかに宣言をした
『今年から卒業試験、厳しくするよー、これまでの60%から70%に。そしてこれまで過去問通りの出題だったけど過去問、使えないようにするね』
とまぁざっくりとこんな感じだったと記憶している。
4年生のCBT試験、大学ごとに合格基準は違うらしいがうちの大学の合格基準に1%足りずに留年し、一緒に入学した同級生たちに1年遅れをとっていた自分は1年違うだけでなんだか損だなぁくらいの気分で聞いていたのを覚えている。
ちょっと長くなったのでとりあえず今日はその1ということにしてお茶を濁すこととする。